morotaの日記

2006年の年もおしせまった夜、モロタはノボリト(現ムコーガオカユーエン)に軍を集結させた。
かの地にハスミが上陸したという情報を得たためである。しかし、行軍を開始した軍は情報不足と、夜の暗さ、土地勘のなさから完全に道に迷ってしまった。完全に方向を見失い、出発点に戻ることすらままならない程たらくである。ようやく出発点に戻り、そこから再び軍を進めたが、目的地へは予定の時間を大幅に上回ることになってしまった。

入口には「小ラーメンは360gです」「初心者の方は小ラーメンを」とある。更に、「麺少なめにできます」とある。しかし、せっかく来たのに最初から麺少なめにしては、本来の量というものを体験しないまま帰ることになってしまう。それに、同量の大勝軒ならば征覇しているという自信もあった。私は、モロタ将軍という人は歳相応の戦い方ができない人だった、と思うのだ。
さて、敵軍は次のような布陣を敷いてきた。

なかなか重厚な布陣である。モロタはしゃにむに突撃を開始した。
甘かった。
スープが甘い。麺の方はなかなかの手応えを感じる。しかし、スープが甘いのでなかなか攻められない。豚つきにしたのだが、これもモロタの大いなる誤算だった。1/3ほど進めたところで、いかなモロタも自らの敗北を察した。敗北となれば、いかに損害少なく自軍を撤退させるかに腐心するのが将たるものの勤めである。そこで、モロタは半分以上残ったスープの中に残った麺や肉を隠蔽することにした。10分ほどひたすら、敗戦処理のみに没頭した後、撤退を開始した。しかし、既に兵達は深く傷ついていた。
彼らの向かった先とは…

蓮爾
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