今日公開された「電人ザボーガー」初日に鑑賞。
「電人ザボーガー」は、はるか昔のTV特撮ヒーロー物の言うなればリバイバル。若いヒーローとその25年後の熟年期のヒーロの2部構成で、熟年期のヒーローを板尾創路さんが演じることでも話題。監督、脚本は井口昇。
私は世代的には見ていてもおかしくないのだが、見たことはない。だから、ザボーガー(ロボットっぽい)は主人公とは別に存在してることも、主人公のコマンドで動くことも、バイクが変身するものであることも知らなかった。だから、今回の設定(特に1部の方)は原作を忠実に再現しているようだが、その辺のことはよく分からない。だから、私に関しては元ネタを懐しむという立場ではない。その上で、今回の映画は、今年の邦画の中ではナンバー1、井口作品でもナンバー1の出来だったと断言してもいい。そのくらい面白かった。
まずは、「笑い」から。1部では、昔の特撮ドラマを愚直なまでに再現することのおかしさが、かなり意識的に表現されている。時にはちょっとやりすぎなくらいにオーバーに表現しているのだが、観客の反応は悪くない。たぶんそこに「愛」を感じるからなんだと思う。2部になると、それが25年たったという「ヒーローその後」のおかしみが加わる。それだけなら、設定でいくらでもありそうだが、そこに「板尾創路」のキャラクターが加味されることでそれが増幅される。板尾さんが「なんだってー!」と真剣な顔で叫ぶほど、こっちはどうしても笑いたくなってしまう。
そしてその同じはずの板尾さんの顔が、シリアスな場面では感動の触媒に変わる!なんとも不思議な効果!はっきり言ってしまうと、板尾さんの存在がなければこの映画の成功はなかった。
あと、ミスボーグ役の山崎真美の演技もよかった。私にとっての山崎真美といえば、教育テレビで100語英会話をやってたちょっとかわいい子、という印象だったので、それが生首で「ほーっほっほ」と飛びまわるから驚いた。
その他、CGでよかったと思うのは、あまり現代のCGっぽさは出さず、昔の特撮風テイストを残していること。それにしても戦闘員はなぜ銃で戦わず、カンフー映画の長い棒とか持って戦っているのか(笑)当時、ブルースリーが流行っていたのか、主人公がやたら燃えよドラゴンの真似をする。ま、いいけど(笑)
あー面白かった。あと1回は見たい気分。


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