冷たい熱帯魚

| コメント(0) | トラックバック(0)

私はホラーやスプラッタは全然怖くないタイプだが、この映画は怖い。
現実にあった連続殺人事件を題材にしているが、実話だから怖い訳ではない。実際には設定も変えているし、主人公役の人物も存在しない。にもかかわらず、怖い。別に人体バラバラとか、そのシーンそのものが怖い訳でもない。
何が怖いかというと、「人」が怖い。主人公の前に現れる人のよさそうな熱帯魚屋のおやじ。こいつがまあ、とてつもなく怖い。あの顔で次々と残虐な所業に...しかしこの映画では、加害者側でなく、被害者側も怖いのだ。特に主人公。どんなにひどいことをされても、「ここは抵抗していいんじゃないの?」というとこでも、脅迫され、唯唯諾諾と従ってしまう。そのことが実は映画のミソになっているのだが...その服従ぶりが怖さを引きたたせるのだ。

人体バラバラ解体シーン。この映画では何度も出てくる。しかも、2回めも3回めも同じことするだけなんだから、省略してもいいところを執拗に繰り返す。実はこの繰り返しにこそ意味がある。っこで省略してしまったら、ラストの爆発の意味がなくなってしまうのだ。このあたり、園子温監督うまい。


トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.newfs.to/morota/mt/mt-tb.cgi/5236

コメントする

2011年9月

        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

月別 アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 5.1
この日記の作者:morota

リンク

このブログ記事について

このページは、morotaが2011年9月17日 23:28に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「作者不詳(三津田信三)」です。

次のブログ記事は「したまちコメディ映画祭in台東 映画秘宝まつり & 「PAUL 宇宙人ポール」」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。