沢蟹まけると意志の力(佐藤哲也)

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この本は面白い。まずはそれだけを知って読むことをおすすめする。

それでも納得いかない方は、少しネタバレしよう。なぜこの本が面白いか。それは、堅牢強固な意志の力である。

なに、まだ納得いかない?仕方ないな。とにかく、沢蟹まけるというのはこの小説の主人公ではない。主人公は、「意志の力」そのもの。あらゆる無茶ぶりを、意志の力という理由づけがどんどん解決。その無謀ぶりは皇帝級。非常にバカバカしいが、それでもこの本は真面目にその意志の力について追求する。が、やはりバカバカしい。冒頭の、延々狸に化かされ続けるくだり。ひたすら捕まり続けるレーゲンヴァッサー教授。麻薬のような笑い。癖になるよ。



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