これは、二人の少女誘拐事件を追うミステリ。クリスマス前に二人の少女が誘拐される。このような事件は前にも起きており、誘拐されるのは美人つまり本命と、そうでない子。そうでない子は先に殺される。本命の子はクリスマスに...。犯人は誰か?今回、少女は助かるのか?この本はその謎を追う形になっており、それはそれで読者は早く結末を知りたくて読みすすめるのだけど、それ以上に注目されるのが、それぞれの登場人物のユニークさ。15年前に同様の事件で妹を失なった双子の警官。娘の両親たち。警官とFBI捜査官。顔に傷を持つ女性分析医。等々。中でも異彩を放っているのが、誘拐された「そうでない方」の少女、サディ。この子がとんでもないいたずら好きでホラー映画好き。本文中にも「この子のことは絶対好きになる」という言葉があるが、まさに愛さずにはいられないキャラ。そんな彼女が同じくさらわれた少女グウェンとともに脱出すべく大活躍するのだが、最後にとんでもない結末が...めったにこんなことは言わないが、「読んでのお楽しみ」である。


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