魔の聖堂(ピーター・アクロイド)

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18世紀、サー・クリストファー・レン(『ロンドン』にも登場する実在の人物)存命中の時代の連続殺人と、現代の連続殺人が時空を超えて絡みあう話。一言で言うとそんな感じ。いろいろ仕掛けがあって、18世紀の主人公ダイアーの部下がウォルター・パイン、現代の主人公ホークスムアの部下がウォルター・ペイン、下宿の主人が18世紀ヴェスト夫人、現代ウェスト夫人など。殺される人やタイミングも酷似していて、なんとなく両者がつながっていくラストを想定させる。もちろんハリウッドSFみたいなことにはならないし、わりとあっけない結末とも言えるが、18世紀と現代の文体の違いとか、前述の工夫があってなかなか楽しめる。まあまあ、といったところ。
このアクロイドという作家は他にも似たようなのをたくさん書いてるらしい。

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