新・地底旅行(奥泉光)

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オリジナル、ジュールヴェルヌの地底旅行を、明治末期テイストで焼直し。
この物語を一言でまとめてしまうとこうなのでが、それだけでは語れない味がある。
たぶん、話し言葉から、ツッコミのしかた、当時の時代人ならこう考えそうなこと、例に持ちだすアイテムまでとことん再現することが、一種の芸にまで昇華していて、その時代をそのまま感じられることが面白さの要素なのだと思う。もう一つの重要要素、それは面白さというか、可笑しさ。スラップスティックといってもいい。とにかく、メインの登場人物であるところの丙三郎のダメ人間ぶりがなんとも愛らしい。人間的には卑怯で小心者なのに威張っていて、小さい奴なのに、こんな愛されていいのだろうか。

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このページは、morotaが2009年5月29日 00:15に書いたブログ記事です。

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