この漫画、はるか昔に連載していた作品を再開したものだ。そのせいか、設定自体はとても古臭い。設定を要約してみると、「平凡な主人公の身体にある日とつぜんやってきた宇宙人の女の子がのり移った?女の子狙う宇宙人たち、主人公の同級生を巻き込んで大騒動に!?SF学園アクションコメディー」と要約できないこともない。これって「うる星」でしょ?良くも悪くも「サンデーくさい」というのでしょうか。絵はポップで垢ぬけてるし、話自体も決して下品にはならず...みたいな。
これだけ聞いちゃうと読む気なくすよねえ。事実、ヤングサンデーで連載復活した後も、別に積極的に読む気もなく、たまに読んでもさっぱり筋が分からないので放置していた。ところが、つい最近単行本を1巻から読む機会があって、ずっぽりはまってしまった。設定は古い。主要キャラや宇宙人などの造形もアナクロ(虫とかトカゲとか)。しかし、ゆうきまさみが培ってきたキャリアが、ストーリー展開をすごく面白くしている。絵も、造形はともかく、それをリアルに描くことで魅力を保持している。サンデーの伝統を引きずりながら、その究極形まで進化させた、と言えばいいだろうか。
ちなみに、近ごろ再開したアニメも観てみたが、あれは全然ダメだと思う。サンデーの古さ軽さに、ゆうきまさみのキャリアという重さがバランスして初めて、いい作品になるのであって、軽さだけではダメ。
余談だが、バーディーの巻末にある「じゃじゃ馬グルーミンUP!(未読)」の絵って、めっちゃ高橋留美子っぽいと思うのは私だけ?


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