バルバラ異界(完)(萩尾望都)

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この作品は2007年の日本SF大賞を、先に紹介した「アイの物語」らをおさえて、23年ぶりにコミックとして受賞したそうだが、読了してみて納得。最終巻4巻で読者は悪夢の迷宮に入りこんでいることに気付かされる。夢と現実どころか、今まで自分が息子と一緒にいた記憶そのものが入れ変わってしまう。未来にではなく、過去に干渉してるのだ。既に確定した事実が分かってしまうのだから、映画などでは扱いにくい難しいテーマだと思うけど、さすが萩尾望都。きっちり描ききった。
キャラクター的には、息子に対する愛情を表したくておろおろする時夫がかわいくて好きだ。きっと作者のお気にいりに違いない。

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